四国周航 与島港から新居浜マリーナへ
朝から大トラブル
エンジンがかからない

 今日は備讃瀬戸の逆潮を抜けて燧灘へ出て、香川県仁尾マリーナへ行く予定です。このため潮が強くならない早朝出航を決めました。3時起床、準備万端ととのえていざ出港とエンジンのスイッチを入れたところ、起動ランプが全くつきません。何度やっても駄目です。何だこれは⁈。頭の中は真っ白。スイッチ版を全部はずして中の配線を調べたり、ボスケーブルでバッテリーと直結して見たり、果てはハンドルによる起動まで汗だくになって試みましたが、いずれもうまく行きません。もう出港を諦めるしかありません。ところが念のため最後にスイッチを入れた途端にランプがつき、ボタンを押すと普通通りエンジンがかかりました。全く原因は分かりません。とにかく予定の30分遅れの5時20分に出港することが出来ました。

追い風に乗って新居浜マリーナに直行

 風は追い風で時々強いブローが吹きます。逆潮ですが潮はあまり強くないので、メンセールとエンジンで5ノット以上を維持して備讃瀬戸を走ります。島々と本船航路の間を行くのですが、幸い大型船がほとんど通りません。備讃瀬戸航路を横断しながら抜けて燧灘に入ることが出来ました。後から大型船が次々に通過しているのが見えます。恐怖の明石海峡横断に比べれば全くラッキーでした。
 エンジンは快調ですが、いつまた原因不明のトラブルを起こすか分かりません。予定していた仁尾マリーナ行きは止めて新居浜マリーナに直行してメンテナンスを受けることにしました。新居浜マリーナ到着12時20分。丁度7時間の航海でした。

変な形で終わった四国一周
エンジントラブルに始まり、終わる
1か月余、15港

 これで新居浜を出港して新居浜に変える四国一周は終わったことになります。出発した第1日目にエンジンの冷却水パイプから水漏れのトラブルに始まり、最後はエンジン起動のトラブルに終わった四国一周でした。
 1か月余掛かりましたが、寄港したところは今治、松山堀江、三机、宇和島、あいなん海の駅、沖ノ島、土佐清水、久礼、高知、室津、日和佐、徳島小松島、神戸垂水、小豆島坂手、与島の15港でした。今回は寄港を予定していたのにいろんな都合で飛ばした港がたくさんありました。二名津、佐田三崎、三瓶、土佐下田、奈半利、甲浦、伊島、沼島、淡路島洲本、富島、小豆島ふるさと村、仁尾マリーナなど10港以上に及びます。その最大の理由は天候不順です。沖ノ島や土佐清水港でそれぞれ4日間も足止めを食うなど、今年はクルージングにはあまり良い天候ではありませんでした。 
 まだこれから今治へ行くなどこの航海は続きますが、うみたか丸四国一周編のブログはこれで終わります。いろいろご支援有難うございました。
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瀬戸大橋の威容
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瀬戸大橋の下、難所をくぐる
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朝日の瀬戸大橋を後にして
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備讃瀬戸を行く1
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備讃瀬戸を行く2
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備讃瀬戸を行く3
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四国一周を終え、母港新居浜マリーナに帰りついたうみたか丸





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# by umitakamaru3 | 2018-05-22 16:23
四国周航 小豆島坂手港から与島港へ
追い潮、追い風に乗って最高のセーリング

 備讃瀬戸の潮流の時間に合わせて6時20分に坂手港を出港しました。はじめは5ノットを切りましたが、しばらく行くと追い潮になり、5~6ノットになります。さらに行くと追い風が調子よく吹き出して、エンジンを完全に切っても6~7ノットもでます。今回の航海では最高のセーリングです。走りすぎて少し怖くなるぐらいでした。11時30分与島港着。約5時間の快調な航海でした。

瀬戸大橋の橋脚の島・与島港

 与島港は瀬戸大橋の中間にある大橋の橋脚のような島です。海から見ても、島から見ても、瀬戸大橋の巨大さとすごい景観には圧倒されます。一方与島の人口は港と反対側に50人程度住んでいるということですが、かつて瀬戸大橋開通に伴う観光を当て込んで作った港はいまさびれています。それでも管理事務所があり、話好きの管理人に500円の利用料を払います。島の頂上部分に大きなパーキングエリアがあり、それなりに賑わっていますが、島内への波及効果は弱いようです。かってあった観光施設、住宅、中学校などが今は閉鎖されている様が無残に見えました。
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二十四の瞳の舞台、分教場のあった岬
小豆島坂手港を後にする
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おむすびのような島大槌山のそばを通る
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遠くに瀬戸大橋が見えてきます。
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瀬戸大橋の下備讃瀬戸航路を行く大型船
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与島から見る瀬戸大橋
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与島から見る瀬戸大橋2
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巨大な橋げたとジャンクション
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与島港に舫ううみたか丸、後は石切り場の跡










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# by umitakamaru3 | 2018-05-20 17:16

四国周航 神戸垂水港から小豆島坂手港へ

早朝から海中に入る
 
 念のために朝出港前に桟橋に寝転がるようにしてうみたか丸の船底をのぞき込むとフワフワしたものがプロペラの辺りにぶら下がっています。藻が巻き付いているのです。一体いつ巻き付いたのか、仕方がありません。海中に潜り取り除きました。朝の海は冷たく震え上がりました。

深い霧の明石海峡と播磨灘を行く

 朝6時出港。一面に深い霧が出ています。視界がものすごく悪く航路を走る大型船もぼんやりとしか見えません。こんな中を海峡を横断するのは危険です。来る時のような怖い目にはあいたくありません。そのため淡路島の方へは行かないで、播磨灘を斜めに横断して小豆島へ直行することにしました。深い霧の明石大橋をくぐり、濃霧の播磨灘を行きます。時間を選んで出たので追い潮で風は弱いが順風です。フルセールで5~6ノットのスピードが出ます。順調に走りますが、何しろ視界が悪く水平線も何も見えません。さすがに心細くなります。それでも頑張って午後1時30分小豆島の一番東の端にある坂手港に到着。7時間半の航海です。

静かな美しい小豆島坂手湾に停泊
 坂手港では小豆島町のビジター桟橋に泊まりました。予約が必要ですが、無料で面倒な手続きなどは一切ありません。窓口の釣具屋さんのおかみさんが「自己責任でお願いします」と一言です。周りには何もありません。食堂が一軒ありますが、「本日休業」の旗がはためいていました。緑の山に囲まれた静かな美しい湾です。

映画「24の瞳」の舞台
大石先生と子供たちの姿が


 坂手港は映画「24の瞳」の舞台となった岬の分教場がある岬の付け根にあります。原作者の壷井栄生誕の地の看板がありました。この港で海を見ているとみんなで伝馬船に乗るなどして睦みあう大石先生と子供たちの姿が目に浮かびます。


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霧の明石大橋をくぐる1
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霧の明石大橋をくぐる2
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霧の播磨灘を行く
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小豆島坂手港に舫ううみたか丸






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# by umitakamaru3 | 2018-05-18 17:36
徳島小松島から神戸垂水港へ
沼島、洲本を飛ばして垂水港へ直行
 朝6時に小松島港を出港。感じの良いNPOビジターバースなので2~3日は居たかったのですが先を急ぎます。昨日と打って変わって海は穏やかで逆潮もなく弱いながらも順風でエンジンも使い5~6ノットのスピードで気持ちよく走ります。行き先の沼島まで3時間余で着きそうですが、明日は天候が下り坂です。そこで沼島を飛ばして淡路島の洲本へ、さらに洲本も飛ばして友人が待っている神戸垂水港へ直行できないかと考えました。問題は潮流です。途中の友が島水道、明石海峡などの潮を乗り切れるかどうか。船を走らせながら、海図、潮汐表と検討して行けると判断して直行することにしました。神話の島(?)沼島はぜひ寄港したかったんですが傍を素通りです。

ぎりぎりセーフの友が島水道通過
逆流は始まっていたが

 豊後水道から大阪湾に抜ける友が島水道(由良瀬戸)は最強時には3ノットを越える潮流が流れます。第1の難関です。逆潮が始まる前に水道を抜けたいと必死にがんばりますが、10時過ぎに水道に入るとスピードがガクンと落ちます。4ノットを切ります。すでに逆潮が始まっているのです。必死に頑張って11時に水道をほぼ通過。ぎりぎりセーフという感じでした。

夢幻の中の大阪湾、淡路島
居眠り運転で逆走


 何とか大阪湾に入り淡路島を左に見ながら垂水港のある明石海峡を目指します。風は微風でエンジンも逆潮のため4ノット前後しか出ません。しかし、あまり早く明石海峡に行くと逆潮をもろに受けるので少し時間を遅らせた方がいいのです。視界が悪く見えるはずの関西国際空港や大阪方面は深い霧がかかって何も見えません。波はなく海面はのっぺりしているなかをゆっくり行きます。行き交う船もほとんどありません。眠くなります。うみたか丸は電源の都合で作業の時以外はオートパイロットは使わないので、舵を持ったままうつらうつらが始まります。ふと気が付くと周りの景色が変わって、まるで夢の中を走っています。島が右手に見えます。ハッと気が付くと居眠り運転で逆走していたのです。

スリル満点の明石海峡横断
「無謀運転」の避難集中か⁈


 やっと明石海峡にたどり着きましたがまだ逆潮(東流)が変っていません。海峡を渡ろうとしますが3ノット余りしか出ません。そこへ大阪方面から西に行く大型の本船が次々にやって来ます。霧の中から湧いてくるようです。3ノットの速度では避けようにも避けるすべがありません。開き直って走ります。進路を守り、本船の前は決して横切らない。ぶつかりそうなららヨットを止め、本船をやり過ごす。これを繰り返しながら行きます。大きな船に前後を挟まれたり、猛烈な勢いで接近してくるようなときに焦りと恐怖を感じます。
 これでぶつかったら。「うみたか丸の無謀な運転」、「本船航路をそんなヨットで横断するなど言語道断」と非難が集中するでしょう。それでも少なとも10隻以上の大型船を交わしてやっと海峡を無事横断することが出来ました。
 ホッと安堵したなんてものではありません。神様、仏様、この世に生きとし生けるものすべてに感謝の誠を捧げたいような気分になりました。

「苦あれば楽あり」
明石大橋を見ながら友人と食事


 海峡を渡るとすぐそこが目標の垂水港。世界最長の明石大橋のすぐ麓にある神戸フィッシャリーナの桟橋に係留しました。管理人のyさんは休みなのに連絡すると来てくれて親切に面倒を見てくれました。午後4時着岸10時間の航海です。友達はすでに来て待っていてくれました。ここは明石大橋の根元にあるアウトレットなど各種の大きな施設が並ぶ広大な海浜公園地域です。海峡と大橋を見ながら食事をしましたが、なかなか迫力のある景観です。
「苦あれば楽あり」の一日でした
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朝日に向かって小松島港を出港
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寄港を予定していた沼島を通過
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逆潮の友が島水道を何とか通過
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視界が悪くのぺりした海面の大阪湾を行く
淡路島と遠くに明石大橋
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神戸垂水港に泊まるうみたか丸
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世界最長と言われる明石大橋と海峡
向うは淡路島






 

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# by umitakamaru3 | 2018-05-16 11:21
徳島小松島から神戸垂水港へ
沼島、洲本を飛ばして垂水港へ直行
 朝6時に小松島港を出港。感じの良いNPOビジターバースなので2~3日は居たかったのですが先を急ぎます。昨日と打って変わって海は穏やかで逆潮もなく弱いながらも順風でエンジンも使い5~6ノットのスピードで気持ちよく走ります。行き先の沼島まで3時間余で着きそうですが、明日は天候が下り坂です。そこで沼島を飛ばして淡路島の洲本へ、さらに洲本も飛ばして友人が待っている神戸垂水港へ直行できないかと考えました。問題は潮流です。途中の友が島水道、明石海峡などの潮を乗り切れるかどうか。船を走らせながら、海図、潮汐表と検討して行けると判断して直行することにしました。神話の島(?)沼島はぜひ寄港したかったんですが傍を素通りです。

ぎりぎりセーフの友が島水道
逆流は始まっていたが

 豊後水道から大阪湾に抜ける友が島水道(由良瀬戸)は最強時には3ノットを越える潮流が流れます。第1の難関です。逆潮が始まる前に水道を抜けたいと必死にがんばりますが、10時過ぎに水道に入るとスピードがガクンと落ちます。4ノットを切ります。すでに逆潮が始まっているのです。必死に頑張って11時に水道をほぼ通過。ぎりぎりセーフという感じでした。

夢幻の中の大阪湾、淡路島
居眠り運転で逆走


 何とか大阪湾に入り淡路島を左に見ながら垂水港のある明石海峡を目指します。風は微風でエンジンも逆潮のため4ノット前後しか出ません。しかし、あまり早く明石海峡に行くと逆潮をもろに受けるので少し時間を遅らせた方がいいのです。視界が悪く見えるはずの関西国際空港や大阪方面は深い霧がかかって何も見えません。波はなく海面はのっぺりしているなかをゆっくり行きます。行き交う船もほとんどありません。眠くなります。うみたか丸は電源の都合で作業の時以外はオートパイロットは使わないので、舵を持ったままうつらうつらが始まります。ふと気が付くと周りの景色が変わって、まるで夢の中を走っています。島が右手に見えます。ハッと気が付くと居眠り運転で逆走していたのです。

スリル満点の明石海峡横断
「無謀運転」の避難集中か⁈


 やっと明石海峡にたどり着きましたがまだ逆潮(東流)が変っていません。海峡を渡ろうとしますが3ノット余りしか出ません。そこへ大阪方面から西に行く大型の本船が次々にやって来ます。霧の中から湧いてくるようです。3ノットの速度では避けようにも避けるすべがありません。開き直って走ります。進路を守り、本船の前は決して横切らない。ぶつかりそうなららヨットを止め、本船をやり過ごす。これを繰り返しながら行きます。大きな船に前後を挟まれたり、猛烈な勢いで接近してくるようなときに焦りと恐怖を感じます。
 これでぶつかったら。「うみたか丸の無謀な運転」、「本船航路をそんなヨットで横断するなど言語道断」と非難が集中するでしょう。それでも少なとも10隻以上の大型船を交わしてやっと海峡を無事横断することが出来ました。
 ホッと安堵したなんてものではありません。神様、仏様、この世に生きとし生けるものすべてに感謝の誠を捧げたいような気分になりました。

「苦あれば楽あり」
明石大橋を見ながら友人と食事


 海峡を渡るとすぐそこが目標の垂水港。世界最長の明石大橋のすぐ麓にある神戸フィッシャリーナの桟橋に係留しました。管理人のyさんは休みなのに連絡すると来てくれて親切に面倒を見てくれました。午後4時着岸10時間の航海です。友達はすでに来て待っていてくれました。ここは明石大橋の根元にあるアウトレットなど各種の大きな施設が並ぶ広大な海浜公園地域です。海峡と大橋を見ながら食事をしましたが、なかなか迫力のある景観です。
「苦あれば楽あり」の一日でした
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朝日に向かって小松島港を出港
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寄港を予定していた沼島を通過
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逆潮の友が島水道を何とか通過
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視界が悪くのぺりした海面の大阪湾を行く
淡路島と遠くに明石大橋
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神戸垂水港に泊まるうみたか丸
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世界最長と言われる明石大橋と海峡
向うは淡路島






 

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# by umitakamaru3 | 2018-05-16 11:21