小さなヨットうみたか丸が周航します。これはその記録です。


by umitakamaru3
九州周航に向けて整備をしています
 昨年は航海に出なかったので約1年半にわたってうみたか丸は桟橋に繋ぎっぱなしです。このため船底には貝や海藻がびっしりついています。陸上に上げて2日間かけて汚れを落とし、ペンキを塗りなおしました。ちょっと重労働ですが、年に一度はやらなければなりません。マリーナに頼まないで自分でやります。これがやれなくなったらヨットをやめる時です。
 メンセールが破けてしまったので新調しましたがこれをセットにするのにも意外に手間がかかりました。エンジンもまた不具合が見つかり部品を取り寄せて直してもらうことにしました。
 あれやこれやで意外に時間がかかりました。まだ整備したいことはいろいろありますが、この辺で思い切って出航するつもりです。

陸上に上げたうみたか丸
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船底に貝や海藻がびっしり、気持ちが悪くなるぐらいです
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2日間かけてきれいにしました
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新調したメンセールです
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# by umitakamaru3 | 2017-04-27 19:12
最後の航海
おだやかな燧灘を走り無事帰港


 いよいよ最後の航海です。朝6時30分今治港を出港。晴れていますが、春霞のような霞がかかる穏やかな秋の海です。微風にメンセールだけを上げ、エンジンを少し添えてやります。来島海峡から流れてくる連れ潮に押されて4から5ノットでます。ちょっと頑張れば6ノット以上出ますが、最後の航海です。わざと抑えてゆっくり走ります。10時30分新居浜マリーナ着。マリーナのスタッフが「お帰りなさい」と温かく迎えてくれました。
 5月3日に新居浜マリーナを出港してから、沖縄糸満まで行き、途中7月に台風で1か月、エンジンの故障修理で1か月余を含めて5か月余かかりました。このため九州西北岸周りは断念しましたが、とにかく無事帰港することが出来ました。


さようなら今治港
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瀬戸内海・燧灘の朝日
 
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穏やかな秋の燧灘
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無事、新居浜マリーナに帰港したうみたか丸

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ブログ「うみたか丸周航記」を終わるに当って


 航海に出る時、友人のT氏が「“安全こそ名船長”に徹しろ」と云ってくれました。この間安全第一のつもりでしたが、ドジとトラブルの連続でした。思い返すとゾッとするようなことも多く、よく無事帰れたものだと思います。多くの友人、知人の絶え間ない激励、何人ものヨットマンや寄港した港の人々、マリーナの方々のアドバイスや親切な援助が航海を支えてくれました。これがなければとても無事帰港することはできませんでした。これらの人々に心から感謝して「周航記」を終わりとします。


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# by umitakamaru3 | 2015-10-14 17:12

尾道から今治へ

ウサギのように臆病に
弓削島、岩城島に寄らないで今治へ直行

 10日の朝、天気予報を見ると明日通る予定の燧灘では最高10メートルを超える強風が吹くとされています。どうも前線が張り出してきている影響のようです。今日、明日予定している弓削島や岩城島にも寄よりたいのですが、燧灘で強風に吹かれるのは嫌です。両島ともやめて今治港へ直行することにしました。
 この程度の風で予定を変更することは以前には考えられなかったことです。身体が疲れ、臆病になり、早く今治港へ行き、しばらく休みたいという気分です。両島には行きたかったのですが、この気分に従うことにしました。
 朝6時10分に「おのみち海の駅」を出港。順潮に押されて6ノット前後、尾道水道を出てからセールを上げ、弓削島の前の水路を通り弓削大橋をくぐって燧灘に出ます。急遽選んだコースなので十分な下調べができていません。水路の出口に定置網なのかブイやウキが多数浮かんでおり、漁船が沢山操業しているので緊張しました。
 燧灘に出る頃から霧が出始め視界が悪くなりました。風も向かいになりましたが何とか走れるのでフルセールで走ります。来島海峡につながる航路筋なので大きな本船が次々に行き来し神経を使います。来島海峡を通らないで反対側に回り込んで今治港へ入港した具合です。11時40分。まずは順調な航海でした。
 今治で2~3日旧友と交歓して休むつもりです。



霧にけぶり水墨画のような瀬戸内海

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# by umitakamaru3 | 2015-10-12 19:32
最速記録か
潮に乗って20マイルを3時間余で走破

 宮浦港から島じまの間を通り抜け、狭い尾道水道を通って「おのみち海の駅」に行くには、潮流との勝負です。何度も潮汐関係表を調べて、10時ぎりぎりまでに着けば何とかなるだろうと考え朝6時10分宮浦を出港です。追い潮で、風も吹いてきたので昨日の兼好法師の教えに背いてセールを上げます。6~7ノットで実に調子よく走ります。朝の穏やかな瀬戸内海でのセーリングは実にいい気持ちです。しかし、島じまを抜けるたびにコースも変わり、風も変わるので結局セールを下ろし、機走になりました。それでも6ノットはでます。潮の流れが変わる直前位9時30分に「おのみち海の駅」に到着。総航程20マイル。所要時間3時間20分。おそらく今までで一番速いのでは。潮の力は偉大です。
 ここの海の駅はホテルロイヤルが管理しているらしく、1泊1330円でした。


多島海の日の出。いつ何度見ても見事です
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島じまの間から遠くに見えるのは来島大橋か
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狭い尾道水道に架かる新旧の尾道大橋
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尾道水道の真ん中にある「おのみち海の駅」に泊まるうみたか丸
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# by umitakamaru3 | 2015-10-09 12:31
明石瀬戸を通って大三島へ
島じまに取り囲まれた瀬戸水道

 昨日思いついて、明石瀬戸を通って近道をして大三島へ渡ることにしました。朝6時20分出港。「ゆたか海の駅」の前の水道を渡り、これまた狭いほとんど巾500メートルもない水道を抜けると明石瀬戸です。この瀬戸も広いところでも巾1~2マイルでしょうか。周りは大小の島じまに取り囲まれ出口も入り口も分かりません。
完全に閉鎖水域に見えますが、たまに島の合間から四国の来島大橋や本州の山が見えます


大小の島じまに囲まれた明石瀬戸
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兼好法師に従って
穏やかな海で安全運転を
 
 海は穏やかで絶好の風が吹いています。フルセールで走ったらどんなに気持ちがいいことだろうと思いました。しかし友人のS氏がメールで注意してくれた徒然草109段(高名な木登りが弟子に対して、低いところから降りるときにこそ注意するように云う話)を思い出しました。初めての狭い海峡、複雑な潮流、島通いの舩が行き来するところで、いくら海が穏やかだといっても気を緩める訳にはいきません。兼好法師の警告に従って、ここはおとなしく機走で行くことにしました。それも回転数を落として4ノット前後で注意しながら走ります。案の定その後風は複雑に変化したので安全運転は正解でした。


豪華な大桟橋
使用料10円

 9時30分。航程約8マイル。大三島「みやうら海の駅」に到着。ここの桟橋がすごい。ヨットが軽く10艘は横付けできるような大桟橋で朱塗りの大きな柱が10数本立ち、三つの大きな屋根が連なっています。いままで見てきた桟橋の中では最高、最大のものです。市役所に電話をすると担当者がすぐ自転車で駆け付けてくれて、その場で受付をしてくれました。入港料5円、桟橋使用料5円の合わせて10円を徴収するとちゃんと領収書と使用許可証を発行してくれました。


豪華な大桟橋に泊まる小さなうみたか丸
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大山積神社
180センチの大太刀


 せっかく大三島まで来たので有名な大山積神社を見学しました。半世紀以上前、子供のころに来た面影がそのまま残っており、実に懐かしい感じでした。ここは義経や頼朝の鎧など全国の武将が武具を寄進していることでも有名です。それらが陳列してある国宝館ものぞきましたが、刀身の長さ180センチメートルもある大太刀(国宝、南北朝時代)には度肝を抜かれました。一体どうやって使ったのでしょうか。
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# by umitakamaru3 | 2015-10-08 14:29